歌手スティング騙されて始めた?ワインビジネス27年実は実業家?

音楽情報

スティングは実は実業家だった?

スティングが奥様のトルーディとワインビジネスをしてるって知っていました?

スティング名曲が生み出されてきた過去27年間、
つまり27年前にイタリアのテヌータ・イル・パラージョの農園を購入し、
そこからスティング名曲とワインビジネスの2車輪走行が始まったんです。

スティングの音楽レパートリーにちなんだ名前を
もちろnワインに命名し販売してきました。

その数は、10種類に上ります。

そして最近ではレストランも経営。世界にあるいくつかのご自宅の1つ、
イタリアにある大邸宅の敷地内にそのレストランはあります。
6人のお子様が巣だったことも有るのかもしれませんね。

日本来日の2019年の時はわたくしは知る由もありませんでしたが、
そのあと知って、取り寄せて試飲もしました。
なかなかGOODです!。

そして2024年今年、
新しいワインビジネス契約も結び、イタリアそして、イギリスにも
ワインビジネスを拡大していくとか。
もうこれは実業家の証?って言いたくなりますね。

2024年にスティングが、スティング3.0と命名して始めた、トリオのツアー。
このヨーロッパ公演に出発する前に、
スティングとトルーディご夫妻は、ワインビジネスに更に拍車を掛けました。

テヌータ・イル・パラージョのワインについて、
Sting.com で公開されたニュースです。
スティング音楽だけでなくすごいです。

スティングはイタリアのトスカーナの近隣にある
ワイン会社ZONIN1821との新契約を交わし、
英国での販売が開始されることとなりました。

この契約によって、イタリアの近辺のみならず、
更には英国のレストランにおいても、
幅広くワインを提供することにが可能となります。

イル・パラジオワイン経営はスティングが?それとも・・だれ?

そもそも、イタリアのイル・パラジオとは・・・
イル・パラジオ(Il Palagio)」は、イタリアのトスカーナ地方にある歴史的な荘園の名前です。
その敷地にあったブドウ園と大きなお屋敷をスティングと奥様のトルゥーディ・スタイラーさんが
ワインという言葉にもひかれ購入しました。

しかし、そこから眺められる景色も絶品だとか・・

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話はもどして、イル・パラジオですが、
イタリア中部に位置する地方で、その美しい風景、豊かな文化、
歴史的な都市や村々で知られています。

まさしく、スティング名曲にぴったりですね。

このトスカーナは、イタリア国内でも特に有名な観光地の一つで
多くの人々が訪れる場所でもあります。

そこに在るスティング名曲がつくられてきた、
スティングのご自宅というか、お城のようなところですが、
実はスティングが購入する前の、
1500年代から独自のワインを作り続けてきており、
1990年代にスティングと奥様のトゥルーディー・スタイラーによって引き継がれ
さらに磨きがかかったという形です。

購入の当時のワイン栽培は、実は危機にあったんですが・・
ということで、そこのブドウ園から生産されるワインを救ったという形になりました。

スティングとトゥルーディー・スタイラーが購入せず、
ワイン造りを続けなかければ・・もう今はなかったかもしれませんね。

ワインビジネスは騙されたスティングと奥様

このワインビジネスには一つ逸話があります。
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このワインビジネスを始める際に、この邸宅を訪れた際、ここのワインは素晴らしいんです、といわれて、提供されたワインは実はそこで栽培されてできたワインではなく・・・非常においしい別のワイン。

しかし、その超おいしいワインを飲み、しかも素晴らしい景色を眺めることができる、すばらしい雰囲気のイタリア・・・

さらにワイン栽培!と購入を決意したとか・・・

それで実際にワインビジネスを始めるべく、ワイン栽培にとりかかると・・実は大邸宅購入の際に提供されたワインは、そこのワインでなかったことが判明。

しかし時すでに遅く、そこでのワイン栽培をそのまま続けていくことになります。

1997年のスティングとトルゥーディ・スタイラーの夢

しかしながら、この素晴らしい土地、トスカーナ、イル・パラージオにほれこんでいた二人。

1997年には手にいれることができなかったおいしいワインですが、それを夢見て・・この土地でおいしいワインを・・と運営を続けてきました。

ワインブドウ園はなんと 100エーカー7億2400万

100エーカーといってもよくわからない人もいるのでは?

東京ドームの約8.5個分。非常に大きな土地です。メートルに直すと約4000m3強になります。

この土地を当時約7億2400万で購入したと、当時のイタリアの新聞が報道しています。


ブドウ園の木!全て植え替えた?

実は半分?だまされて購入したブドウ園は、販売できるくらいの美味のワインを作れる見込みがなく、ブドウ園の木を全て植え替えました。

スティングもトルゥーディ・スタイラーもワインの専門家ではありませんので、最初のブドウ栽培兼、ワイン醸造家であるアラン・ヨークを起用し、
決断そしてブドウの木を全て植え替え、2008年になんと・・最初のヴィンテージワイン、
シスタームーンが誕生することとなります。

2020年あの有名なワインコンサルタント、知る人ぞ知るリカルド・コタレッタを起用!

リカルド・コタレッラは、”ミスター・メルロー”
の異名をとる醸造家。

メルローって?

ワイン好きの方には常識かもしれませんが、一応ご説明。

もともとは、フランスのボルドー地方原産の『カベルネ・フラン』とボルドー地方のローカル品種である「マドレーヌ・ノワール・デ・シャラント』の交配種と言われています。

ツグミ(フランス語でメルル)の大好物なので、メルローと呼ばれるようになったと言われています。柔らかく深みのある味わいで、重すぎず軽すぎず、赤ワインが苦手な方や初心者ひも比較的飲みやすいと言われています。果実味たっぷりで滑らかな口当たりが魅力。甘いスパイスの香りのするワイン。

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ツグミ:thrush がこのブドウが大好きだそうです💙

 

年間約15万本!? やっぱり実業家!

スティングとトルゥーディ・スタイラーは有機栽培にこだわり、年間スパークリングワイン、白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン3種類を合わせて、年間約15万本のワインを生産しています。

2020年から加わった、Mr.メルローこと、リカルド・コタレッラの腕力もあり、ワインビジネスは更に拍車がかかっています。

ワインビジネスの主力はやはり・・・

2020年に起用されたリカルド・コタレッラがやはり主力となってこのビジネスをけん引しています。

ブドウ園労働者、そしてカンティーナ(バー)を管理する”イル・パジオ”そして、カタリン・ゲニチ、エットーレ・デル・ルーポがワインビジネスを支えています。

リカルドは新ワインのアイディアを出したり、新ヴィンテージワインを紹介してたり、スティングの奥様のトルゥーディ・スタイラーは、ワインラベルのデザインを、グラフィックデザイナーと協力し作っているそうです。

結婚記念の8月はワインビジネスにも・・

実際のワイン造りはやはり専門家に任せているものの、夏はこのイル・パジオで剪定を手伝ったり、といっても専門家の厳しい指導のもとだとか・・・
行っているそうです。

スティングの息抜きはこのワインビジネスの本拠地、”イル・パラジオ”

スティングはヨーロッパツアーの最中に数日の宇保美で音連れる時もある総エス。

また8月20日はスティングとトルゥーディ・スタイラーさんの結婚記念日ということで、この8月には、ブドウ園のあるこの土地で家族全員が数週間滞在してすごすことが多いそうです。

6人のお子様のイルスティングとトルゥーディ・スタイラーさんは、子供たちが小さいころは2か月近くを過ごし、子供たちとの時間を大切にしたそうです。

ただ、もう子供たちも大きく、ここ10年はイベントや休暇のためにこの施設を貸し出しているとか・・

ということで滞在期間が短くなっているそうです。



”イル・パラジオ”貸し出しは実は多額の費用工面!

東京ドーム8.5個分のブドウ園。維持費は相当なもの。労働者にワインのスペシャリストの費用もバカになりません、というより、かなりの出費!

また、農園自体の活気を考えると、レストラン(バー)に、貸し出すことにより、人の出入りがあり、更にブドウ農園自体の認知度の向上や、ワイン販売にもつながるということも有るでしょう。

さらに地元の人が利用するようになれば、それはコミュニテイーの貢献にもなります。

こうやって記事をかいていると、あのシスタームーンのワインの香りがただよってくるようです・・・

本当においしいワイン。奥様もシスタームーンがお好きとか・・



ワインの音楽を見るスティング💙 どういうこと?

さすが実業家・・そしてワイン好きのスティング。
彼の言葉によると、良い歌というのは良いグラスワインと同じだそうです。

始まり、中間、終わりがあり、サプライズがある。

以前にワイン蔵でスティングが音楽を奏でることがあるので、
ワインにそのバイブレーションがはいっているとか・・★

ワインの名前がなぜ彼の曲名?

もちろんスティングという名前がワイン販売のおおきな力になっていますし、また奥様のトルゥーディ・スタイラーさんもその認知度に大貢献していることはいうまでもないでしょう。

そしてなんとこのワイン蔵ですが、自宅に作った音楽スタジオの下にあるそうです。つまり、そこでの音楽のバイブレーションはワインに全てとりこまれている・・・とか。

そしてワインの素敵な香りが、スティング音楽の創造性にインスピレーションを与えているのかもしれませんね。

どの曲の名前をワインにつけるかは どうやって決めるの?

まず、Message in a Bottle は、ワインにはぴったりするくらいのピッタリな名前ですよね。(ワイン)ボトルの中のメッセージって解釈できますから・・・

そしてシスタームーンは、バイオダイナミック農法によってブドウを栽培しており、自然の周期、月の影響も考慮にいれた栽培法をとって居るるため、”Sister Moon” はピッタリということでつけられたそうです。

それ以外に “Sacred Love” 神聖なる愛という意味のものや、
”When We Dance” 私たちがダンスするとき・・ピッタリですね。

ワインととても相性のよい名前・・という事だそうです。
ロマンスを想起させる、恋している・・ということをイメージしているという事だそうです。

また、日本では2024年現在では購入ができない、Roxanne (ロクサーヌ)ですが、このワインもなかなかおおいしかったです。

また、すべてのワインがスティングの曲名ではありません。
スティングの奥様であるトルゥーディ・スタイラーが初めてワインを
テイスティングしたときに感じた、口にキスをしたような感覚から
つけられた ”パチ・スッラ・ポッカ”(BACI SULLA BOCCA) というワインには、”California Kiss”となずけられました。

100%ヴェルメンティーノという白ブドウのワインです。
イタリアとフランス以外の国ではいまだほとんど栽培されていない
ブドウの品種になります。このワイン”パチ・スッラ・ポッカ”

また、伝説のアメリカ人写真家”エリオット・あーウィット”の象徴的な1955年に撮影された白黒写真が、特別にワインラベルとして使用許可を得たそうです。

お味はというと、ピーチ、アプリコット、ジャスミンの
芳醇(ほうじゅん)ばフレーバーが楽しめる魅力的ワインに
仕上がっています。

これは日本でも入手可能ですよ~。

 

ということでスティングはワインの実業家でもあった・・・
ということ・・

奥様と夏はワイン!

 

(執筆:2024年8月18日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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