【スティング名曲】Sting シンクロニシティ・ワン ジェームズボンド作家の家で執筆 ユング概念の曲 どんな曲?歌詞・対訳・背景

音楽情報

シンクロニシティ ワン!
スーパーヒット曲 
スティング名曲 そしてポリス時代の名曲!

スティングがまだポリス(The Police)の
バンドメンバーだったころ、1983年の大ヒットアルバム、
その名もシンクロニシティのオープニングトラック!

この曲の繰り返されるシンセサイザーのリフが超かっこいい!
この曲のコンセプトも超かっこいい!かっこいいだらけです。💛

このシンクロニシティ・・日本語で「共時性」と訳されることが多いですが、
これを 私なりの解釈で日本語にすると、
”まったく関連のないことが原因となってもう一つの関連のないことが起こる”こと

異なることの同調、偶然の一致のように見えることは
実はつながっているというような理論上の概念。

心理学者のユングからの”意味のある偶然”だそうで・・
スティングが影響を受けてつくったヒット曲になります。

スティングの作詞・作曲・・ プロデュースは、ヒュー・パジャム(Hugh Padgam)、”と” ポリス(The Police)、音楽の巨匠3名が手掛けた。

ヒューは1980年代の有名プロデューサー。有名どころではプィル・コリンズ、ジェネシス、ピーター・ガブリエルも手掛けています。

当時の売れっ子プロデューサーですね。非常に若いです。彼はスティングと1歳しか違いません。

スティングは1951年10月2日生まれ。ヒュー・パジャムは1950年2月12日生まれです。

つまり、このalbumは1983年6月1日リリースなので、製作当時は、1950年生まれのヒューは2月12日の誕生日がきて33歳。

スティングは32歳になろうという年でのアルバムになります。

同世代の彼らですから、一緒に創り上げたのが容易に想像つきますね!ポリスのバンドメンバー3人、とプロデューサー1人、4名の合作!というわけです!

公式にもプロデューサー ”ヒュー・パジャム、と ポリス” となっています。若さ溢れる4人の世界を制覇したアルバム、シンクロニシティ。

通りで、素晴らしいし、パワフルだし、噛めば噛むほど味が出る・・スルメ?のような良さと、
ポリスのなにか新しい良さ、5作目にして何かもっと大きい音楽性を目指した感覚を感じさせる1枚に
なっていると思います。

そして・・スティングの香りも強い感じがしませんか?これはポリスの名曲?それともスティング名曲?
両方でしょうか。💛


ポリスを象徴する3色 日本の交通信号色 青、赤、黄色!

そしてこのジャケット・・・青、赤、黄色という、ポリスを象徴する色使いのアルバムデザインを起用。

これが、2024年でも時を超えるポリスカラーとして生きています。

そしてこの色のデザインが実は英国王立造営局が採用し、
2023年7月に、記念コインをして販売を始めました。

※いくつかのものは限定品ですが。日本からでも入手可能です。
詳しくは👉 スティング 英国王立造幣局がポリスのコインを製造販売する秘密 あなたもコインが手に入るかも 

え・・・もちろん!私コインをかっちゃいました!
大好きなポリスの英国王立造幣局が選出して記念コインとして製造・・いやはや、
ポリスはすごいです。

もちろんこの曲は・・・米国と英国で1位になりました。

アメリカ そして イギリス 両国で第1位!スティング名曲ですね!

アメリカ、イギリス、ニュージーランドで1位を獲得したこの曲。
オランダで2位、ノルウェーで3位。
スウェーデン、ドイツで4位。オーストリア11位、スイス15位、
そして日本でも15位を獲得した曲です。

欧州、アメリカ、そしてアジア日本でも、すごいヒットだったんですね。
1983年ころのポリス!このすごさがうかがえます。

しかし・・・

スティングがポリスというバンドでの最後のアルバムになってしまった! ポリス解散?

このalbum。ポリスというバンドでの最後のアルバムになりました。

簡単にバンドメンバーの不仲と伝えられていますが、私はそれ以上の何かがあると思います。

この3人がすごすぎた!3大スーパーミュージッシャンが偶然にもあつまり、
音楽シーンの世界の頂点に立った。

そこから、新しい音楽を、一人ひとりがそれぞれの個性で世界に届けるために離れていった・・・

でもその3人が集まった時、3大巨匠ともゆうべき音楽家は・・・すごい音楽を創造し世界に残した。

その功績、その音楽は、時代をこえ、世代をこえ、2024年の今もこのポリスの名曲でもあり、
今となってはスティングの作詞作曲ですから、スティングの名曲ともいえる
有名な曲、シンクロニシティ・・・今も心にひびくと思いませんか?


スティングが ジェームズボンドの家で書いた?スティング名曲

いやいや、実は、ジェームズボンドを書いた作家、イアン・フレミングの旧家で書かれた曲ですが‥
結構スティングはその旧家で曲を書いたと言われています。

この曲自身はポリスの最後のスタジオ録音アルバムとなったアルバムかの収録曲となり、
世界的大ヒットを果たします。

この大ヒットが書かれた家の元所有者、イアン・フレミングが所有していた
この家はジャマイカの北沿岸にあります。そこで書いたとスティングは彼の本の本のなかで
コメントしています。(Sting, LYRICS, P75, A Dial Press Book)

この曲を書かれた時代背景をちょっと紐解くと・・・
ちょうど、不幸にも1982年3月からイギリスからアルゼンチン間で
約3か月にわたる紛争を起こした頃なんですね。

実はその紛争も、スティング名曲の歌詞を書くインスピレーションを与えているんです。

それをスティングは彼の本でこのように書いています。
「自分はカリブ海を崖の上から太陽の黒点を見つめている間、
若者たちがが南大西洋の凍てつく海で亡くなっていた。」そんな中、
僕はアーサー・ケストラー(Arthur Koestler)を読んだんだ。

そして、この曲が生まれるきっかけをスティングが得たというわけですね。
世界と一人の音楽家のつながり・・・そして世界の大ヒット、これこそが本当のシンクロニシティ・・

一見何もつながりのないことのように見えることがらが、同時に起こる・・そして1つの音楽芸術を生み出す原動力として、1人の人間、スティングの中で音楽となって昇華し・・この世に解き放たれた・・
とも考えられませんか。

死刑宣告された作家?なぜ・・・アーサー・ケストラーがユングを導き、 アルバムのタイトル、このスティング名曲へとつながった。

え?、まだ続きがあるんですか?
と言いたくなるのですが、、あるんです。

時代背景あり~の、更にある作家が絡んでいます。ジェームズボンドを書いた作家の家で、
別の作家の本を読んで、インスピレーションを更に膨らませた・・・

その作家とは・・
アーサー・ケストラー(Arthur Koestler)です。

スティングがカール・ユングを読むきっかけを与えました。

アーサー・ケストラーは、結構壮絶な方だとお見受けします。
1905年、ブタペストで生まれた、ユダヤ人です。のちにイギリスに帰化していますが・・
彼の妻とともに自殺し、人生を閉じた人です。

彼は生前スペイン内戦に参加しますが、
そこでフランコ軍に捕らえられて死刑宣告を受けます。

しかし強運のアーサーはどうなったかというと、
捕虜交換で釈放。すごい!そして 1948年にはイギリス国籍を取得し
作家として、なんと・・これも面白いと思うのですが、

活躍した分野が主に”生命科学界”、そこで大活躍!。

しかし1983年に・・・白血病とパーキンソン病を患い、自殺。
彼の奥様も「あなたのいない人生は考えられない」とともに自殺をしてしまう・・
壮絶な人生。言葉を失ってしまいそうです。

その彼の著書・・・どの本をスティングが読んで、このスティングの名曲の種となったのか、
とてもしりたいところですが、まあ・・彼の著書がカール・ヤングへとスティングを
駆り立て、ユングを読んで、この曲へと、そのインスピレーションは形を変えました。

「彼(アーサー・ケストラー)の作品が次に、僕をカール・ユングに導いた。
このalbumのタイトルはそのユングの概念”meaningful coincidence”に言及している。」
(Sting, LYRICS, P75, A Dial Press Book)

この曲も含め、シンクロニシティの楽曲は、
1983年、モントセラトという島で録音されました。

この曲を味わっていきたいと思います💙

Synchronicity I ユングの影響をうけ、アーサーケストラーが導いた曲を紐解く

With one breath, with one flow
You will know
Synchronicity

たった1息、そしてたった1つの流れ・・
君は知る  シンクロニシティを

A sleep trance, a dream dance
A shared romance
Synchronicity

1つの眠りのトランス、1つの夢の中のダンス
1つの分かち合ったロマンス
シンクロニシティ

A connecting principle
Linked to the invisible
Almost imperceptible
Something inexpressible

つながっている原理
それは見えないものにつながっている
ほとんど感知できないもの
なにか表現できないもの

Science insusceptible
Logic so inflexible
Causally connectible
Yet nothing is invincible

(それは)科学では影響されない
(それは)論理では変更の余地がない
(それは)原因となってつながることができる
何も克服できないものはない

If we share this nightmare
Then we can dream
Spiritus mundi

もしこの悪夢を共有するなら
我々は夢見ることができる
スピリタス・マンディ(精神世界)を

If you act, as you think
The missing link
Synchronicity

もし君が行動するな、考えるように
その欠けたリンクが
シンクロニシティ

We know you, they know me
Extrasensory
Synchronicity

俺たちは君を知っている
超感覚
シンクロニシティ

A star fall, a phone call
It joins all
Synchronicity

星が落ちる、電話がなる
それが 全てをつなぐ
シンクロニシティさ

It’s so deep, it’s so wide
Your inside
Synchronicity

それはとても深い、
それはとても幅がある
君の内側だ
シンクロニシティ

Effect without a cause
Sub-atomic laws, scientific pause
Synchronicity…

原因のない結果
亜原子の法則、科学の休停止
シンクロニシティ

シンプルな中に、偉大な人生の考え方・・
そしてこのスティング名曲に出会って感じた
シンクロニシティ・・ 今l私とあなたはシンクロニシティしてますか?😊

(2023年10月29日)


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