皆さんはご存知ですか。スティングは(推定)2億5000万ドル(約290憶円)以上で、
全楽曲の音楽出版権をユニバーサル・ミュージック・パブリッシングに売却したと報じられました。
発表は2022年の2月10日でした。
スティングは自身のソロ作品のみならず、ポリス時代の楽曲をも含むカタログを
ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループ (UMPG) に売却という内容。
売却対象の曲は? もしかしてあの「見つめていたい」も?
スティングの人生を変えた、「Roxanne」
そしてアジア最大のスーパーメガヒットの(邦題:見つめていたい)「Every Breath You Take」
そして金の畑という意味の「Fields of Gold」。
さらにスティングの片腕以上と称する、ドミニクミラーがリフを創作し、
それをスティングにきかせたところ、ストーンヘッジあたりを一日散歩してできあがったという、
なぜかギャンブラーを歌った、
「Shape of My Heart」なども含まれます。
これらの曲についてはコチラコチラ👉
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「フィールズ・オブ・ゴールド」”金の畑”という意味の曲についてはコチラ👉【スティング名曲】フィールズ・オブ・ゴールド 金の畑 ポールマッカートニーが書くべきたった?公言 どんな曲?歌詞・和訳・背景
「シェイプ・オブ・マイ・ハート」などの曲が特に有名です。スティング名曲『シェイプ・オブ・マイハート』ストーンヘンジ岩下で!宇多田ヒカルサンプリング は映画レオン主題歌 30代と少女マチルダの愛
この曲についてはコチラコチラ👉
スティング自身が選んだセルフカバーはコチラ👉【スティング名曲】自分に酔える人気曲ランキング20選!スティングセクシーショットが放つ Sting自身が選んだ20曲、なんと日本語だけのタイトルソングが存在する?」
ということは・・・すごい金額になりますよね~。その通りです。
売却額は、正確な数字は公表されてはいませんが、
業界推定で数億ドルに上るとされています。
つまり・・・この曲もです!!Spotyfy 10億回再生を突破したこの曲
★★★
”見つめていたい” 「Every Breath You Take」
多くのニュースでは290億円以上と言われいます。
あまりにも大きくってぴんときません。私などの平民には・・(笑)
これは、スティングの楽曲が持つ長年の人気と商業的価値を反映するものですよねl
なぜスティングは楽曲売却? 引退するの?
スティングのファンとしては、その理由と意義を知りたいですよね。
なぜって? スティングのインタビューから、私の個人的な解釈にはなりますが、
スティングがUMPGを信頼したという事。
スティングが発表された彼のコメントから、次の世代にスティング音楽を伝える
適切なパートナーとして選んだということがあります。
It felt natural to unite everything in one trusted home,・・・ It is absolutely essential to me that my career’s body of work has a home where it is valued and respected. Not only to connect with longtime fans in new ways but also to introduce my songs to new audiences, musicians and generations.”
(簡単な参考訳)「すべてを信頼できるひとつの場所にまとめるのは自然なことだと感じたんだ・・
僕のキャリアの作品が評価されて、尊重される場所を持つってことは、
絶対に不可欠だと思っている。長年のファンと新たな方法でつながるだけでなく、
僕の曲を新しい聴衆、ミュージシャン、世代に紹介するためでもあると思う。」
もちろんこの人間界!お金の金額もあるでしょうが、それもスティングにとっての
彼の音楽的商業価値を示すものですから、大きな選択の1つだったと思いまし、ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・カンパニーであればという信頼もあったと思います。
売却時のユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・カンパニーのコメントを読んだのですが、
会長兼CEOのジョディ・カーソン(Jody Gerson, Chairman & CEO)は、スティングの売却に携わるなんて本当に光栄だ!というようなコメントを書いていました。下記です。
So many memories from my youth are tied to the great songs written by Sting — whether it was first seeing the Police perform in Philadelphia or hearing his music on the radio or playing those albums until I wore them out. I could never have imagined that someday I would get to lead a company that will be the guardian of Sting’s remarkable songwriting legacy. Every one of us at UMPG looks forward to this work with a sense of honor, responsibility and enormous excitement about what we can achieve for his music in the future. (source: website link:https://www.universalmusic.com/universal-music-publishing-group-acquires-stings-song-catalog/)
(簡単な参考訳:私がまだ若かった頃からの本当にたくさんの思い出がスティングが書いた曲と結びついています。ー最初にフィラデルフィアでポリスが公演した時、ラジオで聞いた時、それとも擦り切れるまでアルバムを聴いた思い出・・・こんな日がくるなんて夢にも思っていませんでした。スティングの素晴らしい楽曲の遺産を守る会社を率いるひがくるなんて・・これから将来彼の音楽のために何を達成していくのかということに、本当にわくわくしながら・・UMPGの全員一人ひとりが、独創性をもって、この仕事に責任をもってやっていきたいと思います。)
私はスティングが引退するのでは?と非常に憂慮しました。
しかし、その後いくつかのインタビューで引退はしないと・・・私は嬉しかったです。
そもそもスティングにとってはもういらないくらいのお金があるわけですから、
引退してもいいのですが、そこは天才の違うところですね。
音楽は彼の一部?と勝手に想像してます。
もしわたくしがスティングだったら・・(笑)。
確実にステージ続けます。大好きですね💛。
というスティングが、公式Youtubeである曲を、
しかもカバーで投稿したんです。
ユニバーサル・ミュージック・パブリッシングに売却してから、
このタイミングで?
まあ、関係はないでしょうが・・でも調べてしまいました。
それが・・・「地獄の猟犬が付きまとう」
・・え?と思って、もっと調べてしまいました😅・・・
正確には2023時頃、年4月14日、日本時間7時頃
「ヘルハウンド・オン・マイ・トレイル」(原題:Hellhound on my trail)
~ロバート・ジョンソン の スティングのカバーが投稿!
私はうれしかったです!
新しいスティングの歌声!
スティング公式Youtubeでアップされました。
スティングがカバーするの??そのロバート・ジョンソンってだれ?
Robert Johnson の 「地獄の猟犬が付きまとう」世界のスティングがカバーする?
俺の道に地獄の猟犬がいる。という歌詞から始まる曲、”Hellhound On My Trail”
「地獄の猟犬が付きまとう」と訳されたり、「地獄の猟犬」とも訳される曲ですが、
スティングの公式Youtubeで2023年の4月14日の日本時間、午前7時頃投稿されました。
よくミュージッシャンが新曲を販売される金曜日に合わせたと思われます。
スティングのカバーです。かれはは3月12日と13日にカリフォルニア州のサクラメントでの”MY SONGS” と銘打った彼の数々の名曲オンパレードのようなコンサートを終えたばかり。
そして6月1日まではコンサートがない状態に入りました。その第1日目に投稿されたロバート・ジョンソンのこの名曲。スティングの熟練した歌唱力とギターの絶妙なコンビネーションがこの名曲を魂を響かせる録音になっています。
クロスロード伝説と悪魔との契約有名なロバートジョンソンは11番目の子供で私生児だった・・・
ロバート・ジョンはクロスロード伝説でも有名なブルースシンガーでもありギターリストでもあります。1911年5月8日にアメリカのミシシッピー州のハゼルハースト(”ヘイズルハースト” とも訳される。)に生まれました。
コピア群というミシシッピー州の南西部に位置する人口4000程度の市です。
ここに生まれたロバート・ジョンソンは27歳で同州のグリーンウッドから近いスリー・フォークスで亡くなっています。
彼はジュリアという女性を母親に、ジュリアの最後の子供11番目として生まれました。父は小作農の チャールズ・ドッズですが、実はチャールズが不在の時に、母親がノア・ジョンソンと関係を持ち、その間にできた子供だったのです。
1929年の2月17日に18歳でヴアージニア・トライヴィスという4歳年下の女性と結婚します。しかし不運にも翌年の1930年、彼の妻であるヴィアージニアは16歳で亡くなってしまいます。
出産の際の事故でした。母であった彼女だけでなく、赤子も命を得ることができませんでした。それをきっかけにロバートジョンソンは定職に就くことなく、ブルースミュージッシャンンとしての人生を生きることになります。
ロバートジョンソン、幻のブルースマンと呼ばれている・・・さらにその師匠がいた・・
妻を失ったロバートジョンソンは、家を出ると生まれ故郷のハゼルハースト(ヘイズルハースト)へ、実の父親のノア・ジョンソンを探しに出かけたといわれています。
しかし実際には見つけられなかったようです。しかし父親を捜しにでたその土地の周辺で、アイク・ジマーマンという年長のギターリストに知り合うことになります。
アイク・ジマーマンの録音は一切残っていないとされていますが、かなりのギターの腕前であったということは事実として伝えられているところです。ロバートは彼を師匠とし、約半年にわたってブルースをロバートに教えたといわれています。
その際、アイク・ジマーマンとロバート・ジョンソンは夜中に墓場に行き、そこを練習の場としたといわれています。
スティングが惹かれた?クロスロード伝説は本当だったのか?
サンハウスというミュージッシャンンがロバート・ジョンソンを初めて見たときには、ギターを弾かせてくれとせがむが誰も相手にしないというレベルの青年だったといわれています。
そして、ふと彼は姿を消したといいます。数か月を経て、ある土曜にひょっこりサンハウスのもとに現れ、ギターを弾かせてほしいと強くせがんだそうです。
サンハウスは客がいない時であれば弾かせてやってもいいだろうと判断して了承。だれも彼の演奏を聴こうとしなくハコから退出。
ところが、どこからか魂を揺さぶるような音楽が聞こえてきたといいます。あまりにも素晴らしい歌とギターの演奏に、魂を揺さぶられ心をわしづかみにされた誰もが、驚きをかくせなかったそうです。
そこでサンハウスは、「あいつは悪魔に魂を売り渡したから、あれほど上手くなったんだ」と語り、今に伝えられています。そこでクロスロード伝説が生まれていったようです。</p>
ロバート・ジョンソン独特だと言われる 心と体を刺激する音楽
ロバートジョンソンの歌とギターサウンドは、彼独特の刺激的歌詞とリズム感覚があり、また数あるブルースの中でもミステリアスな彼の歌詞が醸し出す世界観は多くのミュージッシャンンの心を今も、とらえて離しません。
そしてスティングの公式Youtubeで、2023年の4月14日、彼の曲が投稿されました。
そして多くのスティングファンが聞き、心を揺さぶられたことでしょう。
スティングのカバーはベルリンのイエローラウンジで演奏録音されたものになります。
そこには”Tunes That Stick” 心をとらえて離さない旋律というような英語のフレーズが書かれています。(2023年4月15日)
★★
スティングの歌声・・・Gosh・・So good! I love it
「俺の道に地獄の猟犬がつきまとう」の全訳と英語を味わるひととき
この曲の歌詞を訳してみました。また英語からもそのニュアンスを感じとってもらえると嬉しいです。聞いて書き起こしたのであしからず。
“I got to keep movin’, I got to keep movin'”
俺は動き続けなきゃいない。俺は動き続けなきゃいけないんだ。
“Blues fallin’ down like hail, blues fallin’ down like hail”
ブルースがヒョウのように降ってくる。
ブルースがヒョウのように降ってくる。
“And the days keeps on worryin’ me”
そしてあの日々が俺を悩ませ続ける。
There’s a hellhound on my trail, hellhound on my trail
俺の道地獄の猟犬がいる。俺の道に地獄からの猟犬がいる。
“If today was Christmas Eve, if today was Christmas Eve”
もし今日がクリスマスイブなら、もし今日がクリスマスイブなら
“And tomorrow was Christmas Day”
明日がクリスマスだった。
“If today was Christmas Eve and tomorrow was Christmas Day”
今日がクリスマスイブなら、明日がクリスマスだった。
“Oh, wouldn’t we have a time, baby?”
ああ、俺達が過ごせる時間はないんだろうか、ベイビー。
“All I wo uld need my little sweet rider”
俺が必要なのは俺の小さな甘い乗りもの・・・
“Just to pass the time away, to pass the time away”
時間を過ごすだけのため、時間を過ごすためだけ
“You sprinkled hot foot powder, around my door”
足を熱くするパウダーを君は振りかけた、俺のドアの周りに・・
“All around my door”
俺のドアの周りのいたるところに
“You sprinkled hot foot powder all around your daddy’s door”
きみは自分のダデイのドアの周りのいたるところに足が熱くなるパウダーを振りまいた。
“It keep me with ramblin’ mind, rider every old place I go”
それが俺を放浪ものにし続ける ライダー、どこのなじみの土地へ行っても
“Every old place I go”
どこのなじみの土地へ行っても
“I can tell the wind is risin’ the leaves tremblin’ on the tree”
葉を風が吹き上げ木が震えるのが俺にはわかる
“Tremblin’ on the tree”
木を震えさせる
“I can tell the wind is risin’, leaves tremblin’ on the tree”
葉を風が吹き上げ木が震えるのが俺にはわかる
“All I need’s my little sweet woman and to keep my company”
俺が必要なのは、俺のかわいい女性と一緒にいることだけ
”My company”
一緒にいることだけ
そしてこの曲のスティングのYoutubeの投稿にあるように
This is Tunes that stick!
(2023年4月1日)(一部加筆訂正:2024年6月23日)