【スティング名曲】キャント・スタンド・ルージング・ユー ”君を失うなんて耐えられない”失恋痛歌うロック名曲 スティング心の叫び ジャケットは首吊るドラマーだった?歌詞・和訳・背景

スティング名曲

”10代の自死についての曲だけど、こういうのはいつも少しジョーク感がある。”
(英語 ”It’s a song about a teenage suicide, which is always a bit of a joke.”)
これが、この曲の作詞作曲のスティング談。
This is Sting’s comment on writing and composing this son.

ではとりあえず、聞いていきましょう!まずはポリス時代の
キャント・スタンド・ルージング・ユー (原題;Can’t Stand Losing You)
“Let’s start with ‘Can’t Stand Losing You’ from The Police era.”

そしてこの曲が1978年8月14日に発売されたときのレコードジャケットが、
首をつっている若者をあらわそうとしていた・・・だったんでそうです。。oh…no.😅
笑うに笑えないですが・・・
And apparently, the record jacket when this song was released on August 14, 1978, depicted a young man hanging himself…oh..no😅

ただ・・実はバンドメンバーのドラム担当のスチュワート・コープランドが
Well, actually, the band’s drummer, Stewart Copeland was “standing” on the ice💛
氷の上に”立って”💛
あらら・・・・モデルになっていた・・・
Oh dear… He was the model・・・
という写真のジャケットだそうです。安心。
まあ、氷がとけたら・・やばいって感じですね。
So, it’s given me a relief but, until the ice melts..😅

スティング名曲でもあり、ポリスの名曲でもある、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」
甘く切ない絶望感。そして熱く燃える恋・・・大好きな曲です。

これって・・なぜ首を吊った写真がこの曲のシングルレコードのジャケットに
なったのかも気になりますよね・・・
I wonder why a photo of someone looks like hanging themselves was chosen for the single record jacket of this song.



スティング名曲(ポリス)BBC放送禁止?そりゃそう?😣 “Sting’s Hit Song (The Police) Banned by BBC? Well, That Makes Sense in 1978!… 😣”

この曲はスティングがまだ「ポリス」(原名:The Police) バンドメンバーだったころに書いた曲。
BBCから禁止をくらったものの。大ヒット!
This song was written by Sting when he was still a member of “The Police” band. Despite being banned by the BBC, it became a huge hit!

しかもこの曲は「ポリス」のバンドのデビューアルバムに収録されていて、
そこからのシングル!
Moreover, this song is included in “The Police” band’s debut album and released as a single from there!

そして、なぜ・・ジャケットが・・・・・
首を吊っているアート!になってしまったか~
つまり・・君を失うなんて耐えられない!という歌のタイトルですよね・・・
And why did the album jacket end up featuring…
a hanging like artwork…I wonder…
well maybe・・・I can’t stand losing you!
ですよね。

これをみた当時の大人の方々。・・・ですよね。
I asuume it would have been quite shocking
for conservative “adults” at that time..

これは自死を助長しかねないとして、問題になりました。
話題になったということは否めませんね。
Indeed, it certainly stirred up controversy due to concerns that it might encourage suicide.
It’s undeniable that it sparked discussions at the time.

ポリスのバンドメンバーは何歳だった?

地域によっては別ジャケットでの販売となりました。
And some regions, the album was sold with
a different jacket for the song.

スティング、そしてポリスのバンドのドラム、スチュワート・コープランド20代後半。
ギター担当のアンディー・サマーズは更に年上でした。
Sting, and the band’s drummer, Stewart Copeland, were in their late twenties. The guitarist, Andy Summers, was even older.

1978年には、スティング(ゴードン・サマナー)は27歳、スチュワート・コープランドは26歳、アンディー・サマーズは36歳でした。
In 1978, Sting (Gordon Sumner) was 27 years old, Stewart Copeland was 26 years old, and Andy Summers was 36 years old.

めちゃくちゃ若く見えませんか・・・魔法の薬?
Don’t they look incredibly young… Is it some kind of magic potion?

そしてこの曲を歌うために、スティングは少し若い声を醸し出していたそうです。
あら・・そうだったの!もともとハイボイスなのでわかりませんでしたが・・・😅😍
And  Sting made his voice sound a bit younger to sing this song.
And I though “Oh, really?”
I couldn’t realize that at all, since Sting naturally has a high super sexy voice… 😅😍

当時、ポリスはパンク・ロックと偶然にも同時期に面していました。
At the time, The Police found themselves conincidentally facing the rise of punk rock.

パンク・ロックといっても実は私は知りませんでした。
もう・・・スティング音楽から入って、いろいろ勉強させていただいています。
Even though it’s called punk rock, I actually didn’t know much about it. Well… I’ve been learning a lot through Sting’s music, so it’s been quite an education for me too.

そこで皆様にも、もしかして・・・ご存知のないかたも?ということで、
お勉強したことを書いておきますね。

パンク・ロックは1970年代中期以降アメリカで始まり、
イギリスに広がり、世界にも広がったロックだそうです。

代表的なバンドでは、アメリカでは”ラモーンズ”、
イギリスでは”セックス・ピストルズ”で、まずはこの2大バンドを知っておくといいと思います。

パンクというくらいですから、エネルギッシュなサウンドを強調し、
時に社会や政治への不満や、反抗心怒りを表現、強調した音楽だそうです。

従って、演奏技術よりも主義主張を全面に出すため、
多くのパンク・ロックバンドがシンプルな構成でした。

たとえば、ボーカル、エレキギター、ベース、ドラム。
これって・・”ポリス”(原名:The Police)と同じですよね。

パンク・ロックと時代と舞台を同じくして、 世界を制覇していったポリス・・・

2019年5月24日に発売された、スティングのマイソングズバージョン!
セクシーで最高だと私思いますが、いかがですか。お楽しみください。🍵☕🍰


スティングのパワフルなボイスは、今も、当時もセクシーです。
そしてこの曲にピッタリですよね。

声の伸びといい・・・歌詞とメロディとサウンドが超マッチしてます!

そして、このスティングの名曲はいうまでもなく、スティング代表作
でもあり、ポリスの代表作でもあります。

この曲がこの世に誕生した時は、
スティングがまだ「ポリス」のバンドメンバーでしたから、
スティングが創作した曲ですが、
「ポリスの名曲」でもあります。

では、この「ポリス」の音楽、というのは?

ポリスのサウンドが、パンク・ロックと一番異なっていた特徴的なところは、
私が学んだところでは、彼らの音楽がレゲエの影響を受けていた
というところだと思います。

当時のファンの人で、「白人がレゲエっぽいのをやっているっておもったよ」
というのを聞いたことがあります。

また、スティングが書く歌詞は一種独特な魅力があるので、
ポリスという音楽の、特別唯一感、を出せたのかもしれませんね。

サウンドとしては最初から最後までレゲエではありませんが、
確実に影響を受けている、”ロックン・ロール”という感じでしょうか。

それがポリスの音楽を、当時の他のロックンロールと一線を画すことができた
1因だと思います。

そしてイギリスでは最高42位を獲得!
そして2024年でも売れ続けているという・・・すごいすごい曲です。
スティングコンサートは完売がちょくちょく・・でてます。というより頻繁に、です。💙

私は、スティングは曲に魂を入れる方法を、
スティングの歌唱力、音楽の知識、そして彼のセクシーな持って生まれた声で、
そして、彼独特の彼しか知りえることのない技術で、
魔法のように音楽を生き物にさせてしまう力があると
私は思います。

スタジオ録音の音楽も、ライブも、スティングの音楽はなにか
違う・・・不思議です。

彼自身が築かぬうちにマスターしてしまったのかも・・
と勝手に想像したりしています。

そんなすごいミュージッシャンに、またすごいドラマー、スチュワート・コープランド。
スティングを発掘したドラマーです。

そしてスティングが素晴らしい曲を量産するきっかけ、とインスピレーションを
与えたギターリスト、アンディ―・サマーズ。

この3人がそろったときに、神様が準備した世界を制する音楽を
作るにふさわしいメンバーが1つになり、ポリスを世界にとどろかせました。

まったくABCをおぼえていた私日本人が・・写真をみて、”ポリス???”
警察って意味なの??へ~

へんな名前・・といって憶えているのも、彼らの功績だと思います。

話は【スティング名曲】、「キャント・スタンド・ルージング・ユー」
にもどして・・
作詞作曲家でもある、スティング自身も、
この曲は当時のポリスのベストソングだったと語っています。

7インチシングルとして発売されたこの曲は、
A面がこの「キャント・スタンド・ルージング・ユー」
(原題:Can’t Stand Losing You) で、B面が、なんと!Dead End Jobでした。

B面「デッド・エンド・ジョッブ」? 死の終わり仕事? 首吊りジャケット。マジっすか!と言いたくなるポリスインパクト! そしてバンド名が・・警察・・・狙ってます?(笑)かっこいいです。

A面B面って懐かしいですよね。
”レコード”なるものを買うと、シングルだと、A面が買う曲。
B面がおまけ曲っていう感じでしたよね。

私は、このB面も、おまけ感覚が好きで、聴くのを楽しみにしていました。

皆さんはどうでしたか? レコードを買った人だけが聞ける!という優越感を
私などは味わっていました。(笑)

このB面の「デッド・エンド・ジョッブ」Dead End Job は、
そのまま一語一語読んでいくと、死の終わりの仕事。

でも英語だと、これで将来性のなく、賃金が安い仕事のことの表現になります。

なんか、人を馬鹿にしてる?というか、言葉自体にインパクトがありませんか。

1993年9月号のザ・インディペンデントでは、”パンキーな曲だ”
つまりパンクロックぽい曲であると彼自身も述べています。


パンクロックで言うところの、心の叫びという感じも確かにするような感じがします。

私はこのインパクトがある言葉を直接曲の題名にしちゃったところが、好きです。
またこれについても詳しく書きたいですが・・ここではちょっとだけ、ご紹介したいと思います。

この「デッド・エンド・ジョッブ」の一節が・・・

Don’t wanna be no teacher
I don’t wanna be no slave
I don’t wanna work no assembly line
Like my uncle Dave

”「先生になりたくなんかない!奴隷になりたくない。
組み立てラインで働きたくない。僕のおじさんのデイブのように」”・・・

先生のところは主語の”I”をとって・・・それも一番最初に叫んでいる?
あらら・・?という感じですが・・実は・・・

ご存知の方もも多いようにスティング自身が、学校の先生をやっていたんですよ~。


世界のミュージッシャンスティング若い頃教師?

1974年の夏の終わり、スティングが24歳、まだ25歳になる前ですね。
なぜか・・ここが面白いですね?運命だったのでしょうか。

ある尼僧から電話がかかります。シスター・ルースという方だったのですが、
クラムリントンの現校長をしてたそうで、その教え子の中に、
なんと・・スティングの妹さん、アニタさんがいらっしゃったんです。

スティングの妹さんのアニタさんは非常に優秀、かつ模範的な生徒さんだったんです。
そして、この校長先生、かつ尼僧であるシスター・ルースさんが教員資格のあるリストに
目を通していた時に、非常に優秀だったアニタさんと同じ姓の名前があったんです!

Stingの名前ですねえ・・・そして、あのアニタさんと血縁関係があるのでは、
そうすればさぞ素晴らしいはず!ということで電話をかけてきたんです。

スティングが血縁関係にあることをシスター・ルースに告げると、即面接決定!!(笑)

そして、ミュージッシャンになりたいも、
食べていかなければならない現実と戦っていたスティング。

当時は奇跡でもおこらなければレコード会社の契約は夢のまた夢。

スティングは、面接を受け、見事合格。
音楽ビジネスで成功するまでの戦略だ!と自分に言い聞かせて、教師になった・・
というわけでした。それが1974年。

そしてこの曲が発売されたのが1978年の8月。
4年の月日が経ち、スティングは曲に・・”先生になりたくない”とかいていて・・・
成功への道へ歩き出していました。

事実は小説より奇なり。ですね。

ではこの曲を感じていきましょうか?

スティング名曲、ポリスの名曲、”キャント・スタンド・ルージング・ユー” を味わうひととき・・・

I’ve called you so many times today
And I guess it’s all true what your girl-friends say
That you don’t ever want to see me again

”僕は今日何度も君に電話してしまった。
そして思う、やっぱり君の女友達が言っていたことって全部本当だったんだって。
君が僕にもう二度と会いたくないっていう事。”

★日本語訳は、あくまでも私の頭の中で英語を読んで流れてきたものなので、
ご参考までにということで・・あしからず。💛

And your brother’s gonna kill me and he’s six feet ten
I guess you’d call it cowardice
But I’m not prepared to go on like this

”そして君の兄貴が俺を殺すって・・
身長が6フィート10インチ(2メートル超えてるよ!208㎝です。)だよね。
君は僕を臆病者っていうと思うよ。
でも、こんな感じで進んでいくっていうような準備はできてない。”

I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t, I can’t, I can’t stand losing you
I can’t stand losing you I can’t stand losing you
I can’t stand losing you

”できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
(耐えることが)できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
(耐えることが)できない、できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
君を失うなんて耐えられない。君を失うなんて耐えられない。君を失うなんて耐えられない。”

★最初の I can’t はまだstand という言葉をいうまえなので、できない・・を2回くりかえして・・
そのあとになにができないんだ・・ってかんじで、stand を言って、耐えられないんだ~
という感じがもりあがって表現されていると思います。


さらに、この繰り返しが、女の子だとグッときちゃいませんか。
特にもし10代の女の子たちが、当時、ポリスのファンだった少女たちがきいていたら・・・
わたしだったら、どっぷりはまってそうです。(笑)💛 今でもはまってますけど。(笑)
★can’t stand :耐えられない。

I see you sent my letters back
And my L.P. records and they’re all scratched
I can’t see the point in another day
When nobody listens to a word I say
You can call it lack of confidence
But to carry on living doesn’t make no sense

”君が僕の数ある手紙を送り返してきたの見たよ。
僕のLP(大きいレコード)までも。
しかもひっかき傷だらけけ。
あともう一日 生きる そのポイント(意味)を見いだせないよ、
僕の言う一言だって 誰も聞かないしさ・・
君が これを俺の自信のなさだっていわれてもいいよ。
でもさ・・こんな風に生き続けるなんて意味ないよ。”

I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t stand losing you
I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t, I can’t stand losing

”できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
(耐えることが)できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
できない、君を失うなんて耐えられない。
できない、できない、君を失うなんて耐えられない。
できない、できない、君を失うなんて耐えられない。”

I guess this is our last goodbye
And you don’t care, so I won’t cry
But you’ll be sorry when I’m dead

”僕思うんだけど、これって僕たちの最後の”さよなら”だよね。
そして 君は 気にしない。だから、僕は泣くもんか。
でも、君は後で後悔するぜ。 僕が死んだ状態になったらさ。”

And all this guilt will be on your head
I guess you’d call it suicide
But I’m too full to swallow my pride
I can’t, I can’t, I can’t stand losing
I can’t, I can’t…

”そしてこのぜーんぶの罪悪感が君の心の頭の中に入るんだ。
君は自死って言うと思うよ。
だけど 僕はプライドが僕の中で溢れかえってて、そのプライドを飲み込めやしない。
できない、できない、失うなんて耐えられない・・・
(耐えることが)できない、できない・・・”

★なんか、切なくも、若さを感じる、最初の恋に破れた絶望感をめちゃ上手く
表していると思うのですが・・・

恋・・・愛・・・💙

電話を何度もして・・彼女の声を聴こうとする。
女の子は女の子で突っ張って友達に言いふらして 電話も出ない。

かつては彼女だった?そのお兄ちゃんは超大きいガタイ!
なんか悪いことを妹にしたと吹き込まれて、
殺しに来るとかって噂。

耐えられない・・この状況にも・・そして彼女を失う事にも・・。

これって切なすぎる!!
彼女がラブレターをほぼ全部送り返してきた。
my letterが複数形ですからね。💛

そして10代といえば 音楽は食事と睡眠の次に大事?
いや睡眠よりも大事かも・・
そんな当時はお値段もするだろう、
シングルでなくLPが傷だらけになって帰ってきた・・

超ショック(これはレコードをしっている世代には・・
携帯の音楽の好きなのがきけなくなったのとお同じくらいのショック!)

・・・もうやってらんないし・・・。こんな風にいきつづけるなんて意味ないよ。。
皆さんも 通りましたか?・・生命の危機・・。

耐えられない・・耐えられない・・そしてもう2人はダメだって、頭の裏で悟っているつもり・・
でも・・・君を失うなんて、できるもんか。耐えられない・・・。

そう僕が死んだ状態になったら・・・君の頭の中には、罪悪感でいっぱいになるから・・。
自死だっていうかもしれないけど・・僕のプライドが許さない・・。

どうしたらいいんだ~・・・君を失うなんて・・できない・・・耐えられない!!
と歌い上げるこの曲。ああ・・誰かにきかせたいです!💙😅😅😅😅

こんなラブレターが出来上がりそうですが・・皆さんどうですか。
私は、涙が出てきてしまいますが、体が動いて・・超エネルギー満載の曲!なぜか歌うと元気がでて
自死・・まあ・・おいしいアイスクリームでも食べて・・(笑)

音楽ってすごい!

そこがスティングのすごいところ。
この悲劇を、なんとも言えない、”Juxtapose”(ジャクスタポーズ) で、
悲劇が元気を与える応援ソングになる!

私にとっての1つのスティング節!でもあります。

決して明るくはないけれど、暗くもない、ロックバリバリでもない、芸術性。
この切ない歌詞を、彼のセクシー且つすごい歌唱力が世界を作る・・ファンの魂はその中で舞う・・・

スティング。また聞きたくなってしまいました。💛

そしてスティング自身が選んだ 「マイ・ソングス」20選の中の1曲です。嬉しいですね。
最後に1979年版です。音楽は時代を超える・・


(執筆:2023年7月12日)(改訂加筆:2024年4月14日)

 

 



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