- 2023年の来日中のセトリ(セット・リスト)に必ず入っていた、この曲。
かっこいいし、スティングが歌うと一緒に踊ってしまいます。💙スティング2024年の現在でもこの ”Desert Rose” 岩のバラはコンサートでめったにはずすことはありません。
コンサートでは盛り上がってしょうがなかったこの曲。スティングの息子さんは2023年でよくスティングコンサートのマイソングズツアーで前座をやっていましたが、この盛り上がりにも、スティング息子のジョー・サムナーさんはびっくりだったと思います。
広島公演ではガチすごかったです。
※広島公演実況中継レポートはコチラコチラ👉
【スティング名曲コンサート】広島公演 来日のあの時をもう一度 実況ライブ
スティングの「ブラン・ニュー・デイ」からの2番目のシングルとして発売になった曲です。
※スティングの「ブラン・ニュー・ディ(Brand New Day) 」
”新品の日”と言う意味の曲についてはコチラコチラ👉「スティング名曲】『ブランニュー・ディ』失恋痛に!新たな希望に立ち上がる力!自分を変えてくれる1曲 歌詞和訳
Deser Rose(音源付): マイ・ソングズ版をききながら・・・
一番目は言うまでもなく、「ブラン・ニュー・ディ」(1999年1月1日・日本発売)ですので、
2番目になっちゃいますね。つまり、アルバムタイトル曲をのぞいては、1番!
ちなみにこのアルバムですがなんと世界規模で800万枚の売れています。
すごい!さらに、この曲は、シェブ・マミ(北アフリカにあるアルジェリアの南西部の町サイダ出身・1966年生)というライ音楽のスーパースターとの共演音楽。
2001年1月28日にスーパーボール第35回でもスティングとシェブ・マニの二人が登場して歌われました。スティングはゴールドのシャツを着こんでセクシーでしたよ~。
また日本ではANB系ドラマ「夜叉(やしゃ)」
(夜叉:古代インド神話に登場する性質が勇猛な半神半鬼。
クベーラ神(毘沙門天)の従者として仏法を守護する
八部衆(はちぶしゅう)の1つに位置付けられています。
(人に恩恵を与える寛大さと人を殺害する凶暴さを併せ持つといわれています。)の
主題歌にもなりました。
すごい名前のドラマに採用されたんですね。
さてこの曲は何を歌っている?ご想像の通り?
アラビアのフレーバーいっぱいのこの曲はいかに?
スティングの名曲、2023年3月の来日時に必ず歌ったデザートローズ!日本語で何?砂漠のバラ?それ岩ってホント?(最後に写真あり)
実際に砂漠に私たちが通常みるようなバラは咲きません。
皆さんも言われなくてもそれはわかるよ~と聞こえてきそうですが・・・
ではこれは単なる言葉遊び?いえいえ、デザートローズはあります。
それが岩なのです。
岩がバラの花のような形になるのでそういわれています。
なーんだ?岩なの?とがっくりしないでくださいね。
もう一つあります。砂漠にも花は咲きます。
それが砂漠に咲く花、「アデニウム」。この花の別名が「砂漠のバラ」。
2つも言及できるデザート・ローズ(Desert Rose)。
さすがスティング。1つの言葉にいろいろな解釈が可能な
予知を残して、聞くものの心をインスパイヤする。
聞く者の中の世界がどちらかを選んで音楽が魂に響き渡る。いいですねえ。
スティング音楽。話をもどして(笑)その砂漠の花、
アデニウムですが、その花言葉がまた、ロマンチック!ご紹介しますね。
『”一目ぼれ” そして ”純粋な心”。』スティング!知っていて、
選んだの?といいたくなるこのコンビネーション。
この曲にピッタリな燃えるような愛に魂を奪われる純粋な心。
それがアデニウムという別名砂漠のバラが表しているようです。
実際には、このアデニウムにはいくつか種類があります。
ただ、共通点は花びらがピンクで花びらの先端周りが真っ赤。
そのお花の真ん中の柱頭、”やく”のあたりは花粉で黄色く彩られます。
そしてなんと、”有毒植物”。スティングやっぱり調べてた?(笑)
もちろん普通にこの花を鑑賞する分には問題がないのですが、
触ったりすると、かぶれたり・・・と注意が必要なので。
これはここにあらわしている中毒性のある愛を暗に表しているのでしょうか。
スティングがこの曲にデザート・ローズと命名するところ、
ニクイほどかっこいいと思ってしまいした。
鮮やかなピンク、花弁端は真っ赤。中央は明るいエネルギーを感じさせる黄色。
恋って元気になっちゃいますよね~!・・そして有毒。
ああ、そしてこの花の株は丸みを帯びています。・・・
さらにこの曲を好きになってしまいました。
なぜライ音楽のシェブ・マニ(Cheb・Mani)とスティング? そもそもライ音楽って何?ライ音楽アーティストは殺害?
ライ音楽とは、アルジェリア西部のオラン地方を起源とする音楽ジャンルです。
ちなみに、なぜフランスでスティングはライ音楽の1番のスターを探そうと思ったか・・
スティングはフランスがお好み、というのも事実ですが。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、アルジェリアはイスラム教国家です。
そのイスラム教ですが、保守的な教徒の中には、
音楽は「魂を惑わす罪深きモノ」という認識を持っている人たちがいます。
つまり、そういう人たちにとってはライ音楽は”けしからん”どころか、
度を越えて命をとってしまうほどの罪!と考えてしまう。
それで事件が起きたのです。ある有名なライ音楽アーティストが
イスラム原理主義者に実際に射殺されました。
1994年の9月のことです。怖いですね。
さらにその翌年の1995年。ライ音楽の有名プロデューサーが
オランダで暗殺されたそうです。
ライミュージッシャン逃げないと!そうです。
これらの事件が気きっかけとなり、ライ音楽アーティストたちは
フランスをはじめとする欧米諸国に活動拠点を移すようになりました。
それも知ってでしょうか。
スティングはフランスに赴き一番のライ音楽アーティストを
探そうとしたのかもしれませんね。
来日中も”マイソングス”コンサートで盛り上げた「デザート・ローズ」 この歌ができた なりそめストーリー
スティングのこの曲のなりそめについて、少しご紹介。
彼が「オリエンタルモード」だったときに浮かんできた曲だそうで、
単純に浮かんできて、”楽しみ”たかったそうで、
楽しんでいくうちに・・天才ですね。
1曲できてしまったとか。スティングは、”もちろん僕はイギリス人だから、
(アラビアの音楽はわからないので)雰囲気を楽しんでジョークのように作ったよ。”
とインタビューでコメントしていますが、ジョークでできるんですか?
と突っ込みたくなります。
すごすぎです。さらに、彼曰く、
「歌詞的には哲学的な恋焦がれる気持ち、”女性の愛”、
ある意味これは”神の愛”につながるものがあると思うけど、
僕はそう捉える考え方が好きだね。
・・それで曲ができて聞いてみたんだ。
すると自分の声がその役を演じてるだけだになって、
なにか本物の声が足りないって思ったんだ。
それでフランスに戻って(フランスでこの曲は書かれました)、
フランスで、そして世界でライ音楽の一番のスターは誰だって調べて、
シェブ・マニにたどりついた。」と語っています。
アラビア語の歌詞の部分と、スティングの意図した歌詞が 偶然の一致?音楽が語った?
初回お互いに会ってから約一週間後、レコーディング。その当日、
シェブ・マニは彼が歌う部分をアラビア語で製作し、
ご披露。スティング。感激!!。
「美しい!!」ご満悦。そして歌詞の内容を聞いたといいます。
「この部分は何を言っているんだい?」
するとシェブは”恋焦がれる気持ち”だよ、
と答えたそうです。
それでスティングは「それで思ったんだ。
音楽が同じことを語ってくれているんだって。
これが偶然の一致なのかはわからいけど・・それで、
彼が歌って次に僕が歌って、あたかも彼の言っていることを、
僕が英語で通訳しているようになったんだ。
もちろん完全にそうなっているわけじゃないけど、
そんな感じ・・それが織り込むような形になっていい感じになったんだ。
少なくとも僕の知っている限りでは、
西洋の歌手とアラビアの歌手がデュエットはこれがはじめてじゃないかなあ。」
ジャンルにこだわるのがお好きでないスティング。
k1曲の中にも言語ジャンルをかけあわせて、
オリエンタルなアラビアムードのスティングロック的雰囲気を作り出した彼。時代、
年代を超えてコンサートで歌われ続けるというのが理解できたような気がします。
愛を感じ音楽に酔えるひと時を お楽しみください💙💙💙
歌詞を日本語で紐解く ひととき…Sting song lyrics💙
私がこの英語を読んで、音楽を聴いて聞こえてくる日本語です。
あしからず。(繰り返し同じ歌詞がでてくるところは2度目は基本割愛してあります。)
(アラビア語の部分。:英語翻訳)
Ya lili ah ya leel : Oh night, oh night
Hadaee mada tawila :So much time has passed
Wa ana nahos ana wahala ghzalti: And I’m looking for my beloved, my soul mate
夜よ、夜よ、本当に長い時間が流れ、私は愛する人、私のソウルメイトを探している。
(この最初の”夜よ、夜よ”というのはスティングも英語の歌詞の間に挟むように何度も歌っています。
セクシーな欲望を表すうまい言い方だと思いました。)
I dream of rain
I dream of gardens in the desert sand
I wake in pain
I dream of love as time runs through my hand
I dream of fire
Those dreams are tied to a horse that will never tire
And in the flames
Her shadows play in the shape of a man’s desire
僕は雨の夢を見る。砂漠の砂上に庭を夢見るんだ。
そして痛みの中で目を覚ます。時が手の指の間からすり落ちながら、僕は愛を夢見る。
炎の夢を見るんだ。その夢は決して疲れることのない馬に繋がれている。
そして炎の中に彼女の影の形が見える。男の欲望そのものの動きをしている。
This desert rose
Each of her veils, a secret promise
This desert flower
No sweet perfume ever tortured me more than this
この砂漠のバラ。一枚一枚のベール、それは秘密の約束。
この砂漠の花。これほどまで僕を苦しめる甘い香りはいままでになかった。
(これまでに一番甘い香りをくれる人。愛していると、そう確かにかんじるから不思議です。)
And as she turns
This way she moves in the logic of all my dreams
This fire burns
I realise that nothing’s as it seems
そして彼女が振り向く。この彼女の動くさまが、僕の夢の論理そのもの。
(僕が夢を見てきたように動く彼女)
I dream of rain I lift my gaze to empty skies above
I close my eyes, this rare perfume
Is the sweet intoxication of her love
僕は雨の夢を見る。頭上の空虚な空を見つめて、そして目を閉じる。
この類まれな香り・・彼女の愛はやめることができない毒。
(lift my gaze という表現もニクイ。gazeはじっと見つめる。lift は上げる。
そこにあるのは空っぽの空・・・熱い思い・・愛する人が物理的にいないけど、見たい・・
だからじっと見つめたいけどいない空を見つめてしまう。
そこにもちろん彼女はいない、そして、目を閉じる。
人間の行動よく見ているなあと思いました。洞察力がすごい!。そして目を閉じると、そこに愛してやまない人がいる・・それが香りとして表現される。なんかドキドキしてきちゃいますね。)
Sweet desert rose
This memory of Eden haunts us all
This desert flower, this rare perfume
Is the sweet intoxication of the fall
甘い砂漠のバラ エデンのこの記憶が我々すべてを呪う。
この砂漠の花、この類いまれな香り。
それは落ちていくための甘いやめられないドラッグ。
(intoxicaion が中毒性のある毒を意味しますが、中毒という日本語の響きと英語のintoxicaionが
ぴったりこない・・音って大事ですよね。ドラッグという言葉のかわりにスティングが選んだ中毒
という言葉。だけど意味するところはやめられない。
そして自分がおちていくと感じる。・・・しかもそれは甘いんだ。あまくってどうしようもない・・というのがこの曲の歌詞のintoxication の言いたいところでしょうか。)
Sting song lyricsって、味わい深いなあ、としみじみ感じます。💙
この完成した、完成しつくした曲は、スティングのライブコンサートではさらに魅惑的に、パワフルに、コンサートの度に感動的に盛り上がらせてくれます。
Sting lyrics も、製作者自身が歌う時、めちゃ感動します。
2023年7月17日の砂漠のバラ・・スティングお楽しみください。
Sting, Desert Rose, LIVE✨ 1min 1 sec. Vienna, Austria Stadthalle 17/07/2023
最後に砂漠のバラの写真をどうぞ!💙
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