【スティング名曲】「見つめていたい」Every Breath You Take (君が息をするたび)本当はラブソングじゃなかった?お前を監視してる息までも怖い歌 徹底解説!

スティング名曲

邦題「見つめていたい」 Every Breath You Take はスティングの名曲の中の代表曲。
欧米、欧州で、”Every Breath” というだけで通じてしまうすごい認知度の高すぎるくらい高いこの曲。日本でも非常に知名度が高いですよね。

アメリカや、イギリスでもウェディングの時に流されるような超ラブソングというのが、
共通の認識!そしてこの曲の作詞、作曲のスティングも超ご存知なのですが・・

実は実は、スティングが明かしたところによると・・スティングファンには有名な
話なのですが、やくざというか欧州、欧米ならマフィアですよね。そういうお方が
息をするときにも、監視しているぞ!という・・いみだったという・・


なぜ「見つめていたい」と邦題が付いたのでしょうか。歌詞を紐解きに見ていきたいと思います。歌詞で検証!ポリス時代の公式ビデオはこちら

ポリス時代の公式ビデオから堪能していきましょう!
ライブ画像はこの後!💙にありますよ~!スティング音楽最高!!

歌詞を日本語で紐解くひととき・・・

スティングの歌詞は噛めば噛むほど・・・ではありませんが、飽きがこないところがすごいと思います。楽しんでくださればと思います。スティング、イングリッシュマンの心の中をのぞけるかも。

Every breath you take  And every move you make
Every bond you break  every step you take  I’ll be watching you

君が息をするたび、そして君の一挙一動、
そして君が約束を守らないとき、
そして君の歩く一歩一歩を僕は見ていくよ。

Every single day   And every word you say
Every game you play, every night you stay  I’ll be watching you

毎日、そして君の言う一言一言が、そして君がする駆け引き、
そして君が一緒にいてくれる夜、僕は君を見ていくよ。

Oh, can’t you see  You belong to me?  How my poor heart aches
With every step you take  Every move you make
Every vow you break    Every smile you fake,
every claim you stake   I’ll be watching you

ああ、どうして君はわからないのかい? 君は僕のものなんだ!
オレのかわいそうな心がこんなに苦しんでいる・・君が歩く一歩一歩に、
そして君が動くたびに・・・
君が約束を破るたびに・・そして作り笑いをするたびに、
君が言い張るすべてを、僕は見ていくよ💙

Since you’ve gone I’ve been lost without a trace
I dream at night, I can only see your face
I look around, but it’s you I can’t replace
I feel so cold, and I long for your embrace
I keep crying baby, baby please,

君がどこかへ行ってしまってから、僕は自分を見失っている・・
全くどこに行ったかも知る由もなく夜は君を夢見、君の顔しか浮かばないんだ
あたりを見回しても、君しか考えられない。誰も君の代わりなんかできやしないんだ。
心が寒い、君の抱擁を恋求める・・
ああ涙が止まらない・・お願い、お願いだから・・・

Oh, can’t you see  You belong to me?  How my poor heart aches
With every step you take

Every move you make  Every vow you break
Every smile you fake, every claim you stake
I’ll be watching you  Every move you make, every step you take
I’ll be watching you

君わからないのかい?君は僕のものなんだ。このかわいそうな心が痛いんだ。
君が歩く度に

君が動く度、君が約束を破る度、
君が作り笑いをする度、君が言い張る度・・
僕は君を見ているし、これからもずっとみていくんだ。
君が動く度、君のその一歩一歩を。僕は見ていくんだ。


****************


※Watch という単語は監視というニュアンスもある言葉なので、
解釈のしようにとっては面白くも読めるかも。

でもやっぱり愛に満ちた感情で読んでしまいます。

もう書いている私が、泣きたくなる、熱い思い。
欧州、欧米で、結婚式でもよくつかわれるというのは理解できます。

そして歌詞の内容の中心意義が「君をずーッと見つめているよ」
”I’ll be watching you.”。そして「あなたが息をする度」とか詩的に熱過ぎます。

そして、決めゼリフはやっぱり ”I’ll be watching you.”

邦題の「見つめていたい」なるほど、うまいタイトルだと思いました。。
あまりにも甘すぎて・・この曲に恋をしそうです。

アジア圏でもっともよく知られているスティングの曲

この曲は本当によく知られています。

アジアと比べるとスティングのファン層はやはりヨーロッパが強く、
最新アルバム”The Bridge”でも、欧州のドイツで一度アルバムのトップの座を得ました。

フランスでもスティングのファン層は厚く、熱いです!
しかし、アジアというと、この曲と「シェイプ・オブ・マイ・ハート」の認知度が高いでしょう。

またこの曲は2022年にSpotifyで10億ストリームという快挙を遂げ、話題になりました。
”ビリオンズクラブ”の1曲となっています。

スティング自身もいくつかのインタビューでこれに言及しています。スティング自慢の1曲です。

「見つめていたい」Every Breath You Take の背景; これはストーカーの曲?

スティングは ベースを演奏し、そして歌う。
そのスティングがなぜかバンドリーダーの様になってしまった 。

”The Police” 日本では The をとって「ポリス」と呼ばれています。
創設者というか初めに始めたのはメンバーでドラマーをしている長身のすらっとした、
スチュワート・コープランドです。

いうまでもなく、すごいドラムの技術の持ち主。
そしてアンディー・サマーズというギターリスト3人のバンドと紹介されています。

たしかにその通りなのですが、実はアンディー・サマーズが入る前は、
ヘンリー(アンリ)・パドヴァーニの3人で、
その後アンディ・サマーズが入ったので実は4人の時期がありました。

しかしヘンリーが1978年を待たずして脱退。
その翌年、1978年に発売した「アウトランドス・ダムール」で
”The Police” は正式デビューしたという、1977年結成のイギリスのバンド「ポリス」です。

この1977年、かっこいいと思うのですが、私だけでしょうか。
もの心ついた時から、いい番号だなあ・・・と思い続け(笑)
小学校では技術の時間にブックケース制作でっかく”1977”と書いたくらい好きな番号です。

そしてポリス結成年。更に世界の音楽界を変えることになった年だといっても過言ではないと思います。ではなぜポリスの話をもちだすかというと、実はこの名曲、代表作ですが、
スティングがまだソロ活動をする前のポリスの時代の作品だからです。


また流れるようなギターの音は、ポリスのメンバーのアンディー・サマーズの創作。
その曲が入ったアルバムといえば、Sychronicity (1983年リリース):(邦題 シンクロニシティー)なんとも味深いタイトルのアルバムですが、ポリスの第5番目の作品になります。

シンクロニシティは”共時性” や”同時性 と訳されることが多く、
スイスの心理学者であるカール・グスタフ・ユングが発表した理論(1952年)の名前です。

意味のある偶然の一致や、因果関係のない2つの出来事が、同時に起きることを言います。
虫の知らせや、第6感とも呼ばれ、理屈で説明できない何かを感じるときや、
予感の的中にも使われる言葉ですが、そのようなタイトルがつけられたアルバムの先行シングルとしてリリースされたのが、この「見つめていたい」”Every Breath You take”。

この曲はイギリスでは当時シングルチャートで4週間にわたって1位を獲得し、
アメリカでは、ビルボードチャートで8週間にもわたり1位を獲得しました。

名曲中の代表作といわれるのもうなずけます。しかしこの大ヒット作が、スティング曰く、ストーカーのような曲だ、とコメントをよくインタビューでしています。そうそう・・・スティングなぜそういうか・・・というと。。


「見つめていたい」「セット・ゼム・フリー」

そして、彼の「セット・ゼム・フリー」(原題:If You Love Somebody Set Them Free) が、
数々のインタビューの中で、「見つめていたい」はよく愛の代表作のように言わることがあるけど、
味方を変えればストーカーだよ。

このストーカー色を解毒剤のように中和する曲。
それが「セット・ゼム・フリー」だとも言っています。

作詞作曲者のいうことは、視聴者とやはり感覚が違います。
超越えしているようです。

セットゼムフリーの内容はまたセットゼムフリーに書いておきますね!💙
簡単に訳すと、「君が誰かを愛しているなら、自由にさせてあげるんだ。」”自由の讃美歌だ”、
とも彼はインタビューでかたることがあります。

そんな天才的シンガーソングライターであるスティングは1985年にソロ活動を開始。
「ブルー・タートルの夢」(原題:The Dream Of The Blue Turtlesというアルバムを発売しました。

そのアルバムのリードシングルがこの「セット・ゼム・フリー」。1985年の春です。
イギリスではトップ30に入り、アメリカでもシングルチャートで最高3位を記録しました。

またこの曲は、”Tonight Show”のハウスバンドのリーダーも務めたサックス奏者のあのブランフォード・マルサリスと共演した一作。
彼のソロデュー曲となった曲。スティングにとっては、この2曲はワンセットなのかもしれませんね。

ジェームズ・ボンドがこの曲に関係あるって?

スティングはこの曲をジャマイカのプライベートアイランド、カリブ海にある、
ジェームズボンドの作者、イアン・フレミングの家に滞在していた時にこの曲を書き上げたといいます。

しかも30分程度くらいで仕上がったといいます。
インタビューではよく、本当に早くできあがったことに言及します。

「夜中に目覚めて、頭の中にあの一節が思い浮かんだ。
”Every breath you take, every move you make, I’ll be watching you.” 」。

※現在はこのジャマイカのお宅は、リゾート施設になっています。お泊り予約もできますよ。
いつかは泊まってみたいですね。


「見つめていたい」ポリスにとっての唯一の全米シングル・チャート1位

このスティングのメガヒットはポリスにとってもスーパーメガヒット。
1983年の7月9日にアメリカに上陸しました。リリース自体は5月20日です。

この曲は実質スティングがまだポリスのメンバーだった時の曲ですから、
ポリスの曲でもあります。

そして唯一ポリスが全米でシングルチャート1位を飾った曲でもあります。

ポリスのメンバー3人にとっても最大のヒット曲。また別の意味でもこの曲はすごい!
この”Every Breath You Take”が押さえた曲の面々です。

この1983年のヒットと家が、マイケル・ジャクソンのビリー・ジーン(原題:Billy Jean)、
カルチャー・クラブの「君は完璧さ」(原題:Do You Really Want To Hurt Me)、
ユーリズミックスのスウィート・ドリームズ(原題:Sweet Dreams (Are Made Of This))!
なんとこの3曲よりも売れてしまいました。

名曲「見つめていたい」がポリスを世界のバンドに! そしてスティング名曲の中でも超名曲!

1983年5月20日のリリースのこの曲がアルバム「シンクロニシティ」
(原題:Sychronicity)の売れ行きを決定づけました。

なんど800万枚以上の売り上げをアメリカで記録。
グラミー賞3つ。アジア諸国でもこの曲なら知っているという人が多いのもうなづけます。

もちろん彼の現在のコンサートツアー「マイソングス」(原名:MY SONGS)で
この曲を歌わない日はありません。

そしてスティングはこの曲を、最後の2曲の前にもってきて、
メンバー紹介をする曲にも使っています。

最新のスティングコメントは、この曲はあいまいな曲?!

“The Project” というオーストラリアのYoutube番組で、
2023年オーストラリア公演のプロモーションとして
40年ぶりにオーストラリアに帰ってきたということでインタビューに答え、
この曲について聞かれた際、

スティング曰く・・
「そうだなあ、10億回再生・・これは何かこの曲にある曖昧性が関与していると思う。
この曲はラブソングだという人もいれば、ストーカーの国歌(笑)だという人もいる。

だからなにかそれについてオフ(固定していない、はなれた、)曖昧な なにか、
それがパワーとなっていると思う。つまり聞く人がどのように解釈するかという
そのものってことだと思う。

この曲を結婚式に使う人もいればそれを間違っているという気もないし、
この曲を多くの人が好きだっていうことについてはうれしく思っているよ。」
とコメントしています。


スティングのこのインタビューでは
「この曲はジャマイカで書いたんだ。確か1982年だったと思う。
僕はイアン・フレミングが所有していた家に滞在していて、
彼が使用していた机でこの曲を書いたんだ・・・・

夜も更けていたころだよ。だからジェームズボンドの幽霊っていうのを考えるんだ。
ジェームズボンドっていうのはあいまいな人物像だと思う。

我々の側に立っている人物。しかし裏のくらい面もある。
知っての通り殺人だってする。

だからその曖昧性というものが、何かしらの方法でこの曲に埋め込まれたと思う。
これが僕が思うところの解釈だよ。OK?」
と締めくくっています。

スティング自身が幽霊をみて、スピリチャルなところを感じるスティング。
そしてこの曲がシンクロニシティ。すごいコンビネーションだと感じして舞いました。

そして・・そう、スティングはもともとは、実はマフィアが君が息をするときでさえも、
Every breath・・1息、1息も監視しているからな・・・という曲のつもりでかいたら・・・

ラブソングでぴったし解釈できたという事なんです!



では、マイ・ソングスの『みつめていたい』
(原題:Every Breath You Take)を楽しみながら・・

日本語のすごいところ!マフィア監視バージョン!見つめていたい ちょっとお遊びで作ってみました💙😅

Every breath you take  And every move you make
Every bond you break  every step you take
I’ll be watching you

お前が息をするたびに、おまえの一挙一動、
そしてお前が約束を守らない時、
お前の 一歩一歩を 俺は監視している・・

Every single day   And every word you say
Every game you play, every night you stay  I’ll be watching you

一日、一日、そしてお前の言う一言一言も
お前がする駆け引き、お前が寝ているときも、おれはジーっと見ているからな・・

Oh, can’t you see  You belong to me?  How my poor heart aches
With every step you take

Every move you make
Every vow you break    Every smile you fake,
every claim you stake   I’ll be watching you

お前はわからないのか・・
お前はもう俺のモノ・・俺の哀れな心が痛むぜ、
お前の一歩一歩に・・

お前が動く度に、お前は誓いをやぶるたびに
お前が作り笑いするたびに
お前が自分の主張をするたびに
僕はこれからもずっとお前を監視しているからな

Since you’ve gone I’ve been lost without a trace
I dream at night, I can only see your face
I look around, but it’s you I can’t replace
I feel so cold, and I long for your embrace
I keep crying baby, baby please,

お前が雲隠れしてしまって、全くどこに行ったかも知る由もなく
夜になると夢をみて、お前の顔しか浮かんでこねえぜ
あたりを見回しても、お前の身代わりはいないんだよ!
お前をとっつかまえないと・・寒いぜ・・
ああ・・逃してしまったのか・・・泣けるぜ

Oh, can’t you see  You belong to me?  How my poor heart aches
With every step you take
Every move you make  Every vow you break
Every smile you fake, every claim you stake

I’ll be watching you  Every move you make, every step you take
I’ll be watching you

お前はわからないのか・・お前はもう俺のモノなんだ・・
俺の哀れな心が痛むぜ、
お前が一歩一歩歩くたびにな・・

お前の一挙一動、約束を破る度、
お前は作り笑いする度、お前は言い訳をして・・ずっと監視しているからな

お前の一挙一動を・・一歩一歩を、そして、お前の動きまでもな・・
これからもずーと監視しているからな・・これからも・・

******


ちょっと冗談ですが、面白いですよね。
私個人的には芸術の面白さの一つは、その芸術作品に触れる一人ひとりが
どう感じるか・・そこに大きな幅があるとき・・・それはこの曲の深さだともおもいます。

スティングはこの音楽という芸術に鑑賞する人の自由性をヒットの要因と
考えているともコメントしていますよね。

そしてこの20世紀、21世紀・・時代を超えていく曲を・・I’ll be watching you・・💙
And I love Sting, I love The Police!

では最後に公式 ポリス ” The Police” の見つめていたい!を楽しんで下さ~い!💙

(執筆;2023年4月30日)(修正:2024年4月7日)


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